テストの花道-試験一ヶ月前の仲田拡輝

十二月十日の朝のNHK教育Eテレ)の番組「テストの花道」(再放送)は、大学入学試験センター試験が一ヶ月後に迫る今、難関大学へ合格した「花道の先輩」に「必勝法」を聴く特集。高等学校三年生で受験生でもある勉強部員ヒロキこと仲田拡輝は必勝法について「早く知って、少しでもこの不安を和らげたいですね」と発言した。
六名の「花道の先輩」の中で、家庭教師として来てもらいたいのは誰か?という質問には、仲田拡輝は「天明さん」と即答。「天明さん」とは無論、東京大学文学部で印度哲学を研究している天明麻衣子のこと。
参照「http://www.l.u-tokyo.ac.jp/program/1639/ng_sent.html」。
さらに仲田拡輝は「天明さんが来たら、直ぐ頭よくなりそうですよね」とも発言していた。
入学試験一ヶ月前の時点で受験生が陥りがちな失敗の事例を紹介する再現ドラマの内、「息抜きで失敗」の第三話では仲田拡輝が主演をつとめていた。勉強の途上、調べもののためにインターネットを使用していたところ不覚にも夢中になってしまい、無駄に夜更かしをしてしまった受験生の役を演じていた。
入学試験の成功者であるはずの「花道の先輩」にも失敗談はあり、番組の最後には「これはやるな!」と題して彼等の失敗談を再現ドラマに作って紹介していたが、その第三話として取り上げられた早稲田大学創造理工学部の長谷川将己の失敗談「恋におぼれるな!」でも、仲田拡輝が主演をつとめていた。勉強に精出している間も恋人のことを不図思い出しては、同じように頑張っているのだろうかと想像しないではいられない受験生を熱演した。
かかる心境を謳った「気になるよ、何をしてても」の詩句は中島健人の作になるようだが、実際、気になる人のある限り、こうなることは避け難い。