仮面ライダーフォーゼ第二十二話

仮面ライダー生誕40周年記念作品「仮面ライダーフォーゼ」。

第二十二話「馬・脚・一・蹴」。

今朝の一番の見所は、街のボクシングジムで如月弦太朗(福士蒼汰)が天ノ川学園高等学校二年B組担任教諭の宇津木遙(長澤奈央)とボクシングの勝負をして、倒されて気絶して水をかけられて目を覚ましたあとの、前髪を自然に下ろした状態の彼の余りにも爽やかな笑顔。この番組における如月弦太朗の普段の変な髪型によって曇らされている福士蒼汰の本来の顔立の美麗と格好よさをさりげなくも鮮烈に見せ付けた一時だった。
面白いことに、この番組の一時間前に放映されている番組、アニメ「べるぜバブ」でも今朝は、如月弦太朗と似たような髪型をした人物の、その髪型が乱れて自然な型になり、サングラスも外れた途端、本来の美しい姿に変貌して、それが誰であるのかをもはや誰も判別できないことになってしまう場面があった。
もう一つ面白かったのは、筑波研究学園都市アイアイモールにおけるフォーゼ=如月弦太朗と落語家ゾディアーツ=鬼島夏児(タモト清嵐)との戦闘の間、いつものように逃げ足速く逃げるフリをして隠れてメテオに変身しようとした自称「臆病」な朔田流星(吉沢亮)を、JK=ジェイク(土屋シオン)が「一人で逃げないで!流星さん」と云って引き留めてしまったところ。この所為で朔田流星はメテオに変身できなかった。しかも両名がゾディアーツに襲われそうになったときにはジェイクがブレイクダンスのような軽やかな動作で華麗に立ち向かってもいたのだ。
これに先立って今朝の番組の冒頭には落語研究会の鬼島夏児と如月弦太朗との初対面の場面があったが、この初対面の場を設定したのはジェイクだった。そしてジェイクはどういうわけか鬼島夏児に対して強力な一撃を食らわせていた。まるでその正体を知っているかのように。他方、如月弦太朗は、鬼島夏児の駄洒落で皆が笑っているとき、その意味を解しなかったらしく、皆に「どういうことだ?」と尋ねていた。