仮面ライダーウィザード第六話

平成「仮面ライダー」第十四作「仮面ライダーウィザード」。
第六話「キレイな花には」。
今回のゲートは川崎愛美(松本若菜)。魔性の女で、詐欺師。街を歩けば、あらゆる男子を振り返らせ、見惚れさせてしまう程の魔性によって男に近寄り、魅了し、恋人気分にさせた上で何の価値もない高額商品を売り付けて金を儲けてきたらしい。そこまでして金を稼ぐ裏面には家族に関する問題が何かあるようで、家族のために、のんびり休憩する暇もなく次々詐欺を働かざるを得ないようであると見受ける。
この詐欺師に魅了されて騙された奈良瞬平(戸塚純貴)、輪島繁(小倉久寛)、ドーナツ店リュウ(田谷野亮)、そして半ば騙されそうになっていた操真晴人(白石隼也)がこの詐欺師に会いたくて探し求めて見付けて一堂に集結してしまった場面は面白かったが、一寸味わい深かったのは、騙されていた三人が騙されていたらしい事実に気付いて気まずいことになった中で川崎愛美が急に開き直ってみせたときの、操真晴人の驚いた顔。そんな反応を予想もしていなかった健全性が良い。
今回は、ドーナツを入れた紙袋を潰されてしまったときの悲しい顔とか、操真晴人が良い顔を見せる場面が多かった気がする。同じように、コヨミ(奥仲麻琴)も人間らしい表情を少し取り戻して大いに動き回っていたのが一寸良かった。