山田悠介の歌の特訓の成果

夜十二時三十五分から十五分間のEテレ(旧NHK教育テレビ)の番組「名作ホスピタル」を流し見て、二〇一〇年九月から翌年八月まで一年間「仮面ライダーオーズ」で昆虫の怪人ウヴァの人間体を演じていたD-BOYS山田悠介の活躍を鑑賞。
八王子にある東京工科大学の大教室に、大勢の学生(番組公式サイトによると約三百人?)を集めて、先月二十二日に挙行された「公開収録スペシャル第一弾」。その後編。取り上げた名作アニメは「はなかっぱ」で、健康の情報に関する課題は「めざせ歌ウマ!のどケア編」。今回ついに、音痴だった山田悠介が特訓の成果を披露したが、確かに上達していた。特訓を受ける前までは何もかもが狂っていたが、特訓の後には少し下手という程度にまで正常化していた。見事だった。
歌だけではなく歌う顔と身体の表情も生き生きとし始めたと見えたが、それは今回の特訓における方法の一つでもあった。音程の上下に合わせて腕を上下させるように動かせば音程を正しく歌うのが容易になる!という方法が教授されていたが、これには説得力がある。
とはいえ私的には、特訓の前までの山田悠介の、無表情に近い顔で直立不動で無茶苦茶な歌を唄う姿が面白くて味わい深く見えた。