JJL/23-24/炒めたキャベツ問題

BSスカパー!の番組「JJL」を録画したDVD十二枚を昨年夏八月に頂戴していた内の一枚の、第二十三回&第二十四回を視聴。
第二十三回は平成二十四年(2012)三月十一日放送分。
ラジコンのバトル。従来の中島軍は今回から神宮寺勇太、羽生田挙武、栗田恵から成る神宮寺軍に再編され、菊池軍(勝利軍)は、倉本郁、中村嶺亜、谷村龍一から成る倉本軍に再編された。
ラジコン達人の操縦するラジコンが綱渡りに挑んでいるのを、谷村龍一が綱の下に寝て見守らなければならなかったとき、他の者が「落ちろ!」と冗談を云って面白がっていた中、一人だけ心配そうな顔で遠くから見詰めていたのは神宮寺勇太。軽そうな奴に見えて実は良い奴だったようだ。
脇山礼の頭の中の、十五パーセントが寝ること、十パーセントがグミのこと。マリウス葉松島聡マリウス葉がドイツから持ってきたグミを一緒に食べているらしい。倉本郁にも分け前が行っているようだが、佐藤勝利は与っていないのか。
羽生田挙武の、コンヴィニエンス店で無駄遣いをしてしまう癖を治すにはどうすれば良いか?という質問への、視聴者からの回答の一に、母親に拵えてもらったオニギリを持参すべし!というのがあった際、谷村龍一は経験者としてその効果を語った。彼も芸能活動を始めた当初、母からオニギリを持たされたので、他の仲間が仕事帰りにコンヴィニエンス店へ寄ろうとしたときにも同行しようとはしなかったらしい。素晴らしいことだ。
第二十四回は平成二十四年(2012)三月十八日放送分。
ラジコンGPバトル後編。倉本郁は言動が攻撃的だったが、羽生田挙武は戦闘中の目が攻撃的だった。神宮寺軍の勝利に終わったが、一番の勝因は、一番手の栗田恵が優勢だったはずの谷本龍一に逆転したことに尽きるような気がする。谷村龍一は顔が良いのに勝負ではフットサルに続いて残念だった。谷村龍一を庇って全責任を引き受けた倉本郁には貫録を感じた。人格者に見えた。
生まれ変わるなら男子と女子の何れが良いか?の討論。参加者がそれぞれの与する意見に応じて座席を移動する段、高橋颯が神宮寺勇太の横に座るときの、寄り添うような動作に見入った。
討論の開始と同時に意見を述べたのは女子派のマリウス葉。彼の母は宝塚歌劇団の男役だったことから、彼も宝塚歌劇団に入団して男役を演じてみたいらしい。同じく女子派の松島聡は人生の楽しみや喜びに関して女子には豊かな選択肢がありそうであると述べたが、男子派の佐藤勝利は現に自身が男子である中で違和感を抱いていないことを述べた。なかなか深いところを突く応酬ではないだろうか。論の続く中で神宮寺勇太中島健人が、既に女子になりきった気分で意見を述べていると云い出したのも面白かったが、この軽薄な言動に反発したのが倉本郁。彼は佐藤勝利の意見に説得力を感じた上に、神宮寺勇太中島健人の冗談に違和感を覚えて女子派から男子派へ転向し、松島聡佐藤勝利の意見に肯いて男子派へ転向した。
羽生田挙武が女子派に与した理由は、女子の方が平均寿命が永いという点にあったようだが、沈黙の高橋颯が女子派に与した理由は何だろうか。
高橋颯の、炒めたキャベツを苦手としているのを克服するにはどうすれば良いか?という質問への、視聴者からの回答を聴く時間。彼が炒めたキャベツを嫌うのは、生のキャベツとは余りにも異質な味であるから。煮たキャベツであれば大丈夫であるらしい。一般にはキャベツは炒めることで甘くなるが、炒めたキャベツは苦く、喉につかえると主張する彼のために、普通のキャベツよりも甘味がある熊本産の塩キャベツを炒めたものが用意されたところ、彼は全く違和感なく食べることができた模様。玉子焼にキャベツを入れたものも用意され、これは喉をよく通った模様。しかし彼の大好物のメロンパンに炒めたキャベツを挟んだものは、全然合っていない上に、キャベツは悪くなくともメロンパンに悪いという理由で却下。
高橋颯の両脇には初登場の岩橋玄樹と宮近海斗がいて、両名が陰と陽で両極を成している中、中央の高橋颯は、常に踊っているような動作をしながら、繊細な声と口調で頑固な言を発していて、見ていて不安になる雰囲気さえもあった。