旅行記三/東京国立博物館/森美術館ウォーホル展&ラファエル前派展

旅行記三。
出張は終わったが、今日は代休日。昨夜は午前一時十分頃に起きて、四時頃に寝て、あらためて起きたのは八時頃だったろうか。十時半頃にホテルから外出。馬場通から浅草寺の二天門へ入り、仲見世を歩き、途上に「はなや」という店で不図見かけた「ご当地ショボーン」の「風神」を購入して、雷門を出て、銀座線で浅草駅から上野駅へ移動。駅にあるコンヴィニエンス店で昼食のためのアンパン一個を買い、パンダ橋を渡って上野恩賜公園へ。
東京都美術館で開催されている「日本美術院再興100年 世紀の日本画」を見るつもりだったが、行けば意外な大混雑で、入場制限が行われていて二十分間は待たなければならない状態の由。本日は高齢者を対象に無料開放を行っているようだったので、その所為ではないのか?と思い、念のため券売所の人に訊ねてみたところ、会期中に今まで入場制限を行ったことはなく、土曜や日曜よりも今日は混雑しているとのことだった。そうであるなら明日の朝にも出直した方が良いかもしれないと思い、直ぐに退出。
東京国立博物館へ行き、平成館で来る日曜まで開催されている「クリーブランド美術館展 名画でたどる日本の美」を観照。平成館二階には二室から成る広大な展示空間が向い合せで二つあり、普段の特別展覧会は両方を用いて開催されるが、今回は半分がクリーブランド美術館展、あと半分が人間国宝展になっている。人間国宝展を見るつもりがなく入場券を買おうともしなかったが、クリーブランド美術館展を見終えたあと人間国宝展を見たくなって、少し後悔した。
昼十二時五十五分頃に平成館一階へ降りて、鶴屋吉信で「光悦満雲寿」と「つばらつばら桜」と宇治茶を購入し、朝に買っておいたアンパンも取り出して昼食。
平成館を出て、本館へ移動。平成館から本館への渡り廊下は展示替か何かのためか閉鎖されていた。本館二階の書画と一階の仏像を見て、売店で買物をしたあと、三時十五分頃に東京国立博物館を退出。上野恩賜公園の噴水の近くでは大道芸が披露されていた。アクロバット・パフォーマンスの人(「ジェン」とか名乗っていたろうか?)と数十個の楽器を一人で演奏する人のコラボレイション。普段は別々に活動しているらしいが、今回は偶々同じ日時に同じ場所で活動することになったので、急遽一緒に活動することにした由。
日比谷線上野駅から六本木駅へ移動。
六本木ヒルズ森タワーの森アーツセンターギャラリーで開催されている「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」だけを見るつもりだったが、時間の余裕があるので森美術館で開催されている「森美術館10周年記念展 アンディ・ウォーホル展 永遠の15分」も見てみようかと思い、共通券を購入。これは正解だった。なぜならウォーホルなんか嫌いだったというよりは興味もなかったが、確り観照しようともせずに軽く一瞥するようにして会場を一周しただけでも、少しだけウォーホルを好きになってしまいそうな程に面白かったから。ウォーホル展で思いのほか感心させられた所為か、そのあとに見たラファエル前派展にはどういうわけか物足りなさを感じてしまったが、やはり見に来て良かった。最後の室に出ているエドワード・バーン=ジョーンズの未完の大作《愛の神殿》が最も面白かったが、これはラファエル前というよりはミケランジェロ後というべきだろう。
夕方六時半頃に会場を出て、森タワーを出て、その巨大な建築と周囲の景色を暫し眺めたあと、日比谷線六本木駅を発ち、銀座駅で銀座線へ乗り換えて、浅草駅で降車。浜新という店の天丼と玉子焼で夕食。夜の浅草寺を見物してから九時頃にホテルへ帰着。
昨日の日記に書き忘れていたが、昨日の朝には中川大志の「おはスタ」を少し見ることができた。半ば寝ていたので、鮮明には記憶していないのが残念。