真剣佑とライダー/バロンと宇和島

色々検索している内にyoutubeの真剣佑の動画にたどり着き、さらに仮面ライダードライブ映画の制作発表の動画も含めて彼の出演したテレヴィ番組やイヴェントの動画をいくつも立て続けに見た。真剣佑関連の動画を見て感じたこと。
真剣佑は顔も身体も美形で性格も良さそうで上品な雰囲気もあって全体として好印象しか抱かなかった。五十八歳上の個性の強烈な父親に溺愛されながら英才教育を施されて育ってきたらしい穏やかな様子は、大抵の人々には好感を抱かせ得るに違いない。
惜しいのは仮面ライダーへの出演を、ドライブ映画への主演に近い客演という形で済ませてしまったこと。フォーゼの福士蒼汰や、戦隊で云えばシンケンジャー松坂桃李のように、一年間もの特撮ヒーロードラマの主演をつとめ上げて、男女問わず幅広い年齢層の根強いファンを獲得しておいた方が良かったのではないだろうか。
そういえば、鎧武でバロン=バナナを演じた小林豊が宇和島伊達家四百年記念映画「海すずめ」に出演することは、当地の新聞では大いに報じられていた。伊予国宇和島藩主の伊達家の初代は伊達政宗の長男で、対するに仙台藩の伊達家は将軍家から松平の姓を与えられていたから、江戸時代に伊達家といえば仙台の本家ではなく宇和島の方だったと云えなくもない。そのような伊達家の入封四百年を記念する地元にとっては重要な映画の助演に名古屋アイドルの小林豊が選ばれたのも、鎧武のバロン人気に伴って、バロンとは正反対の彼の性格が広く知られるに至ったことに因るところ多大だろう。