仮面ライダーゴースト第三話
平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第三話「必中!正義の弓矢!」。
主人公の天空寺タケル(西銘駿)が、戦闘に入り、変身を始めるときには格好よく見えるようになってきた気がした。大天空寺住職代理、御成(柳喬之)は、あの僧侶の格好のまま走り回るのが良い。しかも今回、敵の隙がどこにあるのかを瞬時に見破り、天空寺タケルを助けた。敵の捕虜になる失態もあったが、それを補って余りある大活躍。修行の成果と云うべきだろう。門弟のシブヤ(溝口琢矢)、ナリタ(勧修寺玲旺)も探偵として着実に結果を出している。
月村アカリ(大沢ひかる)もゴーストを可視化する方法を発見する意外な活躍を見せたが、これを推進したのは謎の仙人(竹中直人)。この仙人の正体は今なお謎のままだが、その分身と云われたユルセン(声=悠木碧)は冷酷非情な一面を覗かせた。
今回の偉人はロビン・フッド。弓矢の名人ということであればヴィルヘルム・テルの方が良さそうだが、今回の話が要請したのは弓矢の名人ではなく「義賊」であるから、ロビン・フッドでなければならなかったろう。
怪事件を仕組んでいる「謎の男」(森下能幸)と一緒に行動しているアラン(磯村勇斗)について、番組の(放送局側の)公式サイトには「謎の男の部下ではなく対等の関係のようだが」と書かれているが、どう見てもアランの方が優位に立っているような気がする。特に今回の話では「謎の男」がアランの部下のようだった。