ケータの髪型の真実/腰でグルグル

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で第九十二話の配信あり。
イナウサ不思議探偵社第三回のあとにはケータの話が二つ。何れも、ジバニャンが召喚される場面があり、途中から話に加わった。
妖怪ダソックス事件。
フミカがケータに対して余計な一言を放って軽く傷付けてしまうのは大して珍しくもないが、今回はケータばかりかクマやカンチに対しても容赦なく、しかも連続して余計な一言を連発した。ダソックスに憑かれていた所為だった。
これを退治すべく、ケータは先ずはジバニャン、次いで砂夫を召喚した。このところジバニャンはケータと一緒に行動することが多かったので、召喚するのは意外に久し振り。そしてジバニャンを召喚することには特別な理由はない。他方、砂夫を召喚した理由は、ダソックスの指摘を全て素直に受け入れることでダソックスの嫌味を無効化することにあった。なかなかの戦略だった。
砂夫によって追い詰められたダソックスは、ケータの寝癖を指摘した。ケータの髪型は漫画やアニメに特有の格好よい跳ね方、乱れ方に富んでいるが、驚くべきことに、あれは寝癖だったらしい。指摘されてケータは直ぐに髪型を直し始めたが、ジバニャンもウィスパーもこの「衝撃の事実」に驚く以上に、むしろ髪型を直し始めたことに不安を感じていた模様。
実際、「寝癖」を綺麗に直して整えたケータの髪型を見てフミカもクマもカンチも違和感を表し、特にフミカは「その髪型、変だから」と余計な一言を告げた。無論これはダソックスの所為ではなく、フミカならではの何時もの言動。
ケータの「フミちゃんがあんなこと言うはずがない!」という主張に、ジバニャンが「いつも言ってるニャン」と静かに反応し、ウィスパーも「ケータくん、その髪型、似合ってませんから」と宣告した。現実を受け容れないケータに対してジバニャンとウィスパーが現実を突き付ける展開は常に面白い。
妖怪たらいまわし事件。
学校で教員たちに盥回しにされたケータは、その背後にいた妖怪たらいまわしを退治すべくジバニャンを召喚したが、たらいまわしの所為で、ジバニャンからメラメライオンへ、メラメライオンからホノボーノへ、ホノボーノからジバニャンへ、ジバニャンからメラメライオンへ盥回しにされた。このままでは無限の盥回し
たらいまわしにとって致命傷になったのは、どんなものでも回せないものはないと自慢したこと。これに対してケータとウィスパーは浮輪や跳び箱、ドーナツを回させてみたあと、その勢いで妖怪ボー坊を投げつけて回させ、ボー坊の力で見事に退治した。たらいまわしは負けを認めながら、ボー坊を「ソーセージみたいな奴」と呼んでしまって怒らせ、ケータもウィスパーも巻き添えを食らった。
この話で一番面白かったのはジバニャンとメラメライオンとホノボーノが、たらいまわしの投げた輪でフラフープを回すような格好(「腰でグルグル」)をさせられていたときの姿。