ハイ☆スピード舞台挨拶中継

映画「ハイ☆スピード!Free! Starting Days」大ヒット記念舞台挨拶中継ライブビューイング。
映画館における舞台挨拶中継ライヴヴューイングといえば、数年前、「仮面ライダー鎧武」で行われたことがあったろう。そのときも観に行きたかったが、仕事の都合か何かで行けなかったかと記憶する。しかし、できれば無理をしてでも行くべきだったと後悔している。なぜなら今日の「ハイ☆スピード!」のこのイヴェントは極めて面白かったから。
それにしても、声優について知識のない者にとっては驚きの連続だった。七瀬遙はあんなにも繊細で頑固であるのに、その演者はあんなにも陽気な人だったのか。桐嶋夏也はあんなにも華やかであるのに、演者は大人しい人だったのか。まるで哲学者のような、仙人のような芹沢尚の演者が、あんな豪快な感じの人だったのか。しかし何といっても驚かされたのは、優しく清らかな人々に満ちた物語世界の中で最も優しく柔らかく清らかな少年、橘真琴を演じていたのが、見るからに逞しく強そうな男らしい感じの人だったこと。
上映前に、桐嶋夏也、桐嶋郁弥、椎名旭、七瀬遙それぞれの演者から各々こだわりの「ハイライト」がどこであるのかについてクイズが出され、上映後にその正解が発表された。吾人、実は概ね全問正解できた。七瀬遙の人を魅了する登場人物が橘真琴の母親であることも、「男性陣なら判るはず」というヒントから辛うじて予想できていた。ただし、桐嶋夏也のクイズ三問の内、三問目については、あれがバスケットボールの場面の最後の部分を指しているところまでは判っていたが、まさか、腕を伸ばして七瀬遙の動きを防ごうとしていた脇役の声優が桐嶋夏也との兼役だったとは気付くはずもなかった。そんなことにまで気付いていた人には驚嘆せざるを得ない。桐嶋夏也が弟のことで落ち込みながらも芹沢尚に弟を自慢する場面や、桐嶋兄弟が電車内で一緒に寝ている場面、桐嶋郁弥の人が選んだ「カルタ取り」の場面、椎名旭の人が選んだ橘真琴の「空中ブランコ」の場面は、実に判りやすかった。
あの「空中ブランコ」の場面には実は誰もが圧倒されていたらしいと判明したのも面白かった。あの橘真琴は余りにも頼もしくて、とても子供には見えない。
今宵のイヴェント参加の特典として獲得できたのは、松岡凛の缶バッヂ。できれば橘真琴のものが欲しかった。
入場の特典として獲得できたメッセージカードは、松岡凛と山崎宗介の二人を描いたもの。これまでには、橘真琴と七瀬遙と桐嶋郁弥と椎名旭の魚釣を描いたもの、七瀬遙と橘真琴のアイスを描いたもの、そして年賀状を入手していた。