仮面ライダーゴースト第十六話

平成仮面ライダー第十七作「仮面ライダーゴースト」。
第十六話「完璧!白い仮面ライダー!」。
魔界の王子アラン(磯村勇斗)が遂に仮面ライダーに変身。名を「ネクロム」と云うらしい。変身する前の人間体でも、これまでの破れたような衣装から黒い軍服のような衣装へ衣更えを遂げて印象を変えた。
天空寺タケル(西銘駿)は眼魂に語りかけ、対話を通じて解り合った上で力を得ようとしているのに対し、深海マコト(山本涼介)は前回、眼魂からの試練に耐えて、認められて力を得ていたが、アランは権力者に相応しく力ずくで強引に眼魂の力を搾取した。このようにそれぞれの流儀が異なることは三者の共通点を浮かび上がらせてもいる。実際、深海マコトの力はアランの兄アデル(真山明大)から授けられたものであると思しいし、天空寺タケルの力も眼魔界から出たものであるだろうことは明白。
そして面白いことに、天空寺タケルはアランを仲間にする可能性をも予感している。予感の根拠は、アランが深海マコトにとっては眼魔界に生きていた時分の親友だったという事実。深海カノン(工藤美桜)によるなら、恩人でさえあったらしい。
ネクロム=アランは今のところ極めて強いが、発揮できる力において強いだけではなく、倒されたときの生き延び方においてはさらに強い。なぜなら身体を持たない霊魂であるから。だから一つの身体を倒されても、直ぐに別の眼魔の身体を借りることで直ぐに復活できる。