ヒキコウモリに攻撃を命じるケータとジバニャンとウィスパー/イナホの奇行に呆れるケータ/東洋画題とジバニャン/ウィスパー仮面

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百四十五話を視聴。
イナホとUSAピョンの話が一つ。ケータとウィスパーとジバニャンの話が二つ。
妖怪ミチクサメ事件。
なぜか最後に蘊蓄魔が登場して酷い真相が明らかになり、コマさんタクシーが急行して来て終わった。最初、ケータがヒキコウモリを召喚したとき、ケータとジバニャンとウィスパーが敵の方を指さしてポーズを取っていた図が良かった。
激写!不思議マガジン「ヌー」第五回。
矢良瀬古里無(やらせ・こりない)がさらに痩せていた。そしてその新たな標的は怪獣モスラのような妖怪モスマン。ついにイナホ自身が扮装し、「ムー」を見かけたケータがイナホの奇行に呆れる展開。その直前、ケータとウィスパーは「大の方」とか何か語り合っていたが、何の話だろうか。
妖怪わかランナー事件。
冒頭、花壇の脇でジバニャンが蝶と戯れていたのは、猫と花と蝶を組み合わせる東洋絵画における古来の伝統を踏まえていたのだろうか。
妖怪執事を自称して妖怪について何でも知っていると見せかけておきながら実は何も知らないウィスパーの設定はケータにもジバニャンにも視聴者にも馴染み深いが、ここに来てジバニャンが敢えて身も蓋もなく「相変わらず聴いてる方が恥ずかしくなる知ったか振り」呼ばわりをしてしまった。
対するにウィスパーも、背面にウィスパーの仮面を着けてその背面をケータとジバニャンに見せ付けながら、陰では妖怪パッドを読み上げて、あたかも妖怪パッドなんかなくとも何でも知っているかのように見せかけるという新機軸を打ち出していた。
結局、わかランナーの影響でケータのほか、ヒキコウモリ、ナンデナン、コマさんをはじめ様々な妖怪たちが意味も分からないマラソンをさせられる展開。ケータはどうして妖怪たちのマラソンに自分一人だけ人間でありながら参加させられているのか分からず、うんちく魔はどうして自分が登場する度に苦情が殺到するのか分からず、じんめん犬はどうして自分の出番が少なくなってしまったのか分からず。ついにはジバニャンとウィスパーまでも自分たちのキャラクター設定に疑問を持ち始めるという酷い結末。
今回は昔の「妖怪ウォッチ」の馬鹿馬鹿しさに帰ったような面白さがあった上に、作画の質は一段と向上していた。一年前の映画(第二弾)で作画の質が維持できていなかったことが、改めて悔やまれる。