マギ第六巻&第七巻

昨日に続いて大高忍『マギ』。今宵読んだのは第六巻と第七巻。
アラジンはウーゴに救われたが、ジュダルの仇を討つべく現れた練紅玉によってウーゴも倒された。ウーゴを救いたかったアラジンは自身の生命力をウーゴの笛に注ぎ続けた結果、瀕死の状態に陥った。
アラジンの身を案じながらも、アリババは義兄のバルバット副王サブマドの要請を受け、ついに意を決してバルバット王国の大革新を決行。モルジアナも協力。シンドバッド率いる七海連合(「マギ シンドバッドの冒険」で馴染みの顔触れ)も支援のため急ぎ駆け付け、アリババは堂々の大革新に成功した。
しかるに即刻これに反旗を翻したのが、アリババの幼馴染みの悪友カシムだった。その背後には「運命」を逆流させて世界を「暗黒」に「堕転」させようとする謎の勢力の力があった。シンドバッドが鋭くも察知した「世界の異変」の正体はそれであり、ジュダルを邪悪な「黒い太陽」に変えたのも同じ力だった。
同じ頃、瀕死のアラジンは、ウーゴの最後の力によって「聖宮」に呼び戻されていた。ジュダルが見抜いていたように、ウーゴはアラジンのジンではなかった。ウーゴの真の主はソロモンであり、アラジンはソロモンの「写し身」だった。そして今、ウーゴは主ソロモンの知恵がアラジンに授けられるように計らい、アラジンによって選定された王アリババの危機を救うため、アラジンを再び地上へ遣わされるように主ソロモンに祈った。
物語に大きな転機が訪れようとする極めて重要な局面が到来したところで第七巻は終わり。早く第八巻を読みたいが、生憎、実は第八話を未だ購入していなかった。迂闊だった。近日中に買ってこよう。