オニスターズ全員集合/ダメジャーの過去/イナホにおける女子力観

ニコニコ動画の「テレビ東京あにてれちゃんねる」(http://ch.nicovideo.jp/ch7)内の「妖怪ウォッチ」公式チャンネル(http://ch.nicovideo.jp/youkai-watch)で配信された第百六十六話を視聴。
一。
オニスターズ全員集合!探検隊編。
先週の企画会議でアンドロイド山田が唐突に提案した「コントオニスターズ」が早速実現された。どうやらその意図は「ザ・ドリフターズ」のパロディにあったらしく、実現にあたっては「ドリフ大爆笑」ではなく「8時だヨ!全員集合」の形式が採用された。
いかりや長介が赤鬼で、従わされるのはフウ2、ジバニャン、トムニャン、アンドロイド山田。フウ2が仲本工事、山田が高木ブーだろうか。ジバニャン、トムニャンの何れが志村けん加藤茶であるのか判らないが、ことによると山田こそが志村けんであるのかもしれない。
生身の人間ではもはや実現できなくなっているのかもしれない「8時だヨ!全員集合」をこのようにアニメで復活させるというのは、なかなかの好企画ではなかろうか。次回を待望してみたい。
二。
妖怪ダメジャー。
ダメジャーも昔は人間だった。USAの冴えない野球少年だった過去は悲しかった。野球選手にはなれそうもなかったので、皆を声援し後方支援する役に徹していたが、試合後に球を集めていたとき事故で夭逝してしまった。悲しい話だが、亡くなり方はギャグにしかなっていない。
そこでケータはメリケン妖怪あしたガールを召喚。あしたガールの声援を受けてダメジャーはダメジャナインに進化して強くなったが、生憎、あしたガールは敵軍の投手まるナゲットにも等しく声援を捧げ、それを見たダメジャナインは悲しみ、ダメジャーに戻った。
この悲しい失恋のドラマにウィスパーは涙を流したが、ケータはそんなウィスパーを「キモ!」と形容した。
三。
イナホの女子会。
女子力に秀でていることを自称するコマンドー殺子(『怪盗ジョーカー』)は女子力という語の意味を腕力、武力の類と誤解しているが、イナホが夢中で視聴するテレヴィアニメ「女子力戦隊ウッフンジャー」は、少しは女子力らしさを偽装しているとはいえ、実はコマンドー殺子と大差ないのではなかろうか。
USAピョンからイナホは女子力からは縁遠いと云われたイナホは、女子力を身に着けるべく、女子妖怪を集めて会議を開いた。参集したのはトイレの花子、にんぎょ、老いらん、ドンヨリーヌ。花子の指導によってイナホは女子力を身に着けないまま外見だけは美少女に変貌した。その容姿の輝きはフミカを軽く超えていたろう。しかるに、そうしたイナホの輝きに惹かれて寄って来たのはウィスパー、じんめん犬、イケメン犬だった。