旅行記二/大浴場へ二度/京風に湯葉のある朝食/焼鮭と焼鯖/移動片道のみ

 旅行記二。
 未明にホテル内の九階の大浴場を利用。今回は宿泊室も九階にあり、大浴場が宿泊室の直ぐ近くにあるので極めて利用し易かった。大浴場は予想していたよりも立派で、充実していた。奥には露天風呂のようなものもあって快適だった。余りにも快適だったので今朝も利用してきた。奥の露天風呂にはネーブルオレンジ多数が浮かんでいて、やはり快適だった。数週間の疲弊が一気に癒えたかもしれない。このホテルには今まで度々宿泊してきたのに大浴場を利用するのは初めてだったが、今後ここに宿泊したら必ずや利用したいと思わずにはいなかった。松山でも、足湯だけではなく温泉に行ってみたくなった。
 落ち着いたところでホテル一階の食堂で朝食。湯葉や豆腐、田楽、鮭、秋刀魚、豚角煮等。米飯は枝豆御飯。味噌汁は豚汁。食べ過ぎたかもしれない。
 朝食後には宿泊室で休憩。普段はテレヴィを視ないが、ホテルに泊まった間はテレヴィを点ける。それでNHK朝の情報番組を流していたら聴き憶えのある音楽が聞こえてきた。京都アニメーション制作「小林さんちのメイドラゴン」の劇伴音楽が二曲も使用されていた。
 朝十一時前にホテルを引き払った。どこか寄ろうかとも思ったが、大浴場で満足したので、どこにも寄らず帰ってもよいと考え、京都駅二階で能楽に関する展示を眺めたあと、指定席の券を買い、十一時二十七分に出立。出立前に大きめの渋扇を買い、昼食用の焼鮭寿司と焼鯖寿司のオニギリ各一個を買った。岡山駅で八分間の内に大急ぎ乗り換え、落ち着いたところで昼食。移動中は仮眠。昼三時十七分に松山駅に帰着。市内電車で道後まで戻ったが、この間、急に雨が降り出していた。大型食料品店で食材を買い、雨中、荷物を転がしながら濡れて帰宅。二時間ばかり仮眠。