男子新体操スペシャル

日本テレビ系「笑ってコラえて体育祭 冬なのになぜアツイ!男子新体操スペシャル」。夜七時からの二時間番組だったが、生憎その前半を全く見ることができなかった。後半一時間分だけヴィデオで見た。技の鮮やかさ、身体の躍動の美しさに感動した。敢えて云ってしまうと、「ウォーターボーイズ」の影響で現在大人気の男子シンクロよりも、この男子新体操の方が熱くて面白いことを確信したのだ。優勝した埼玉栄高等学校男子新体操部の団体演技の麗しさには実に圧倒された。他方、徳島県立小松島高等学校の男子新体操部の選手たちには泣かされた。怪我に苦戦しながらも奮闘し続ける姿は実に健気だったが、そうであるだけに見ていて辛くもあった。だが、そもそも彼らがあんなにも苦境に陥ったのは、国体の事務局の連中が柔軟性を欠いていたからではないのか。怪我で出場できなくなった選手の交代をなぜ認めなかったのか。愚鈍の役人どもは万死に値する!と云っておこう。ともかくも苦戦を強いられながらも健気に頑張った姿は美しかったし、他の学校の選手たちの見事に成功した姿はもちろん美しかった。よい企画だった。