義経

NHK大河ドラマ義経」。滝沢秀明主演。第九話。
面白過ぎる義経の家来たち。奥州へ向かう途上、喜三太(伊藤淳史)・武蔵坊弁慶松平健)・「カニ」伊勢三郎南原清隆)・駿河次郎うじきつよし)が相次いで遮那王滝沢秀明)の家来になり、数多の苦難を乗り越えながら珍道中を続けた。云うなれば遮那王三蔵法師で、弁慶は孫悟空だろうか。そうなると喜三太は加藤茶ということか。
遮那王は義朝(加藤雅也)に所縁ある尾張国で自ら元服し「源九郎義経」と名乗った。元服の話を第九回放送に持って来たのは「九郎」に因んでいるのだろうか。
他方、伊豆では源頼朝中井貴一)と北条政子財前直見)がラヴコメディを繰り広げていた。第七話には「スチュワーデス刑事」の風情があったのに対し、今回のは「伊豆の踊り子」のパロディなのか…と書きたいところで、よく考えたら「潮騒」のパロディか。
京では入道相国平清盛(渡哲也)が遮那王鞍馬山脱走の件をめぐり会議を招集。小松内府平重盛勝村政信)のほか平宗盛鶴見辰吾)・平知盛阿部寛)・平重衡細川茂樹)が参集し、平盛国平野忠彦)から詳細について報告を受けた。知盛が今なお慎重な姿勢を崩さないのに対し、重盛と宗盛の強硬な姿勢はさらに激化し続けているようだ。