義経

NHK大河ドラマ義経」。滝沢秀明主演。第三十話。
源九郎義経滝沢秀明)は、検非違使左衛門少尉としては白い狩衣を着用。前回は白い直衣を着ているかに見えたが、あれは狩衣の見間違いだったのか。何れにしても優雅な姿で、よく似合っている。で、そんな雅やかな判官義経後白河院平幹二朗)は寺に誘い出して、自分のために働くよう言葉巧みに口説いた。それを障壁の陰で盗み聞きして笑んでいたのは丹後局高階栄子(夏木マリ)。不気味な光景。直後に院は義経従五位下に叙した。
鎌倉殿=源頼朝中井貴一)が大江広元松尾貴史)や善信三善康信五代高之)を重用し始めたことについて北条時政小林稔侍)は不満を抱き、北条政子財前直見)も苦言を呈した。九郎判官義経や鎌倉殿自身をも含めた京都出身者たちと鎌倉の武士たちとの間の対立関係こそが判官と鎌倉殿との間の不和と称される問題の核心であるはずだが、どうやらこの問題は軽く流されそうだ。