日曜劇場いま会い

TBS日曜劇場「いま、会いにゆきます」。市川拓司原作。篠崎絵里子脚本。岡田惠和潤色。大岡進演出。ミムラ主演。第七話。
榎田涼子(三田佳子)は何と不愉快な人だろうか。他人の言い分を聞こうともしないで自分の云いたいことだけ放言し、相手の心の痛みには感受性を欠いている。今回それによって秋穂巧(成宮寛貴)を深く傷付けてしまった。彼は精神を病んでいて傷付き易いのに。もちろん傷付けた当人も多少は後悔して自ら傷付いていたようだが、そんなのは自業自得でしかないし、相手の痛みはそれによって癒されはしない。番組公式サイトには榎田涼子の人物像について「活発で自由奔放な性格なので誰からも愛される」等とあるが、悪い冗談としか思えない。
秋穂巧の回想の中の、高校生時代の秋穂巧(福本有希)は今週も登場。今宵九時三十九分頃から四十一分頃までの約三分間の出番があった。榎田澪(黒川智花)からの手紙を待つ様子や、届いた手紙を夢中になって読んでいる表情が柔らかく美しかった。次週予告には彼のライヴァル工藤明宏(三浦春馬)の姿もあった。