旅行記

休日を利用して熊本城下町に来てしまった。美少年の町、熊本に。もちろん町に美少年が溢れているわけではないが、高良健吾のような美形が散見されるのではないかと無用に期待してしまう。とはいえ今回の旅行の目的は或る画家の作品を調査することにあり、従って単なる遊びではない。幸い、調査は快調に完了し、併せて熊本に所縁ある画家たちの傑作を一挙に拝見させてもらえた。江戸時代から明治・大正期にかけての熊本の画家たちの水準の高さに改めて驚かされたし、また熊本の画家たちが豊後や長崎の画家たちと密に交流して一つの画壇を形成していたらしいことを知った。熊本画壇の高水準を出来した原因の一つには熊本城主細川越中守家の文雅への情熱があったろう。夕方四時半からは熊本城本丸を見学。路面電車で移動して六時頃にホテルに入り、七時頃から外出。繁華街を歩き回った。熊本に来た以上は馬刺を食わなければならない!と思い、店を探したものの、どこに行くのがよいのか判断できなかったので不図目に入った「おはこ」という名の居酒屋に入った(よい店だったので敢えて店の名を記しておいた)。ちなみに馬刺は亀梨和也の好物だそうで、「ごくせん」撮影時には彼と熊本出身の高良健吾が馬刺のことで会話していたという話をテレヴィ雑誌か何かで読んだ記憶がある。