仮面ライダーカブト第七話

テレビ朝日系“スーパーヒーロータイム”ドラマ「仮面ライダーカブト」。水嶋ヒロ佐藤祐基主演。第七話。
仮面ライダーザビーに変身する男、ZECT本部直轄の精鋭部隊シャドウの超エリート隊員、矢車想徳山秀典)が登場。彼は「俺のカワイイ部下」に美味な豆腐を食わせてやりたくて街の手作り豆腐の店に来て、そこで仮面ライダーカブト天道総司水嶋ヒロ)と遭遇。もちろん天道は「俺のカワイイ妹」天道樹花(奥村夏未)に美味な湯豆腐と冷奴を食わせてやりたくてその店に来たのだ。残り一丁しかない絹漉豆腐をめぐり二人は激突。矢車は公平に分け合おうと主張し、豆腐屋の店主(自転車キンクリート岡田正)は少し驚いて感心していたが、対する天道は「おばあちゃんが云ってたよ。二兎を追う者は二兎とも取れって」と反論。豆腐屋の店主は「面白いこと云うねえ」と感心し大爆笑。この豆腐屋は天道の発言に一々感心しては延々大爆笑し続けていた。で、両名は勝敗を決するため「Bistro la Salle」の厨房で料理対決。日下部ひより里中唯)が賄い料理のため仕入れていた高級豆腐を用いてのバトル。或る意味「ライダーバトル」。店長の竹宮弓子(西牟田恵)は両名の手際に感動し「どっちかウチで働いてくれないかな」と呟いたが、ひよりは「そしたら加賀美はクビだね」と冷酷な発言。何時でもどこでも粗末に扱われてしまう加賀美新佐藤祐基)。意外なことに勝者は矢車だったが、天道の見るところ、天道が素材そのものの美味を活かすことを考えるのに対し、矢車は「完全調和」という名の「中和」を考えているに過ぎないらしい。しかも審査員ひよりが天道の中華風冷奴ではなく矢車の麻婆豆腐を勝者に選んだのは冷たい料理よりも熱い料理が好きだからだった。
番組終了後の寸劇には天道樹花に代わり加賀美新が参加。天道総司に褒められて舞い上がったところで馬鹿にされていた。このコンビは面白い。もちろん天道兄妹が「轟轟戦隊ボウケンジャー」の舞台に勝手に上がり込んでいたのも面白かったが、天道&加賀美の場合は遣り取りだけで笑える。