滝沢秀明とKAT-TUN

今宵フジテレビ系「HEY!HEY!HEY!」前半にKAT-TUNが出演。待望のデビュー曲「Real Face」を歌ったあと司会のダウンタウンとの会話。ここで興味深い話が色々あった。例えば(一)「修二と彰」の話。KAT-TUNは五年前に結成され、以後は数多くのコンサートを経験したほかDVDも発売してきたが、CDを発売するには至らなかった。そしてジャニーズにおける正式なデビューとは「デビューCD発売」である以上、彼らはデビュー同然の活動をしていながらデビューしていない状態に置かれていた。そうした中で彼らも二年前位から諦め始め、「KAT-TUN会議」を開いて今後について討議していたと云う。解散しても工業高校を出ている中丸雄一は幸先よいが、他の連中はどこにどう就職しようか?とか、CD発売がなくともコンサートをさせてもらえるならこのままでゆこうか?とか。ところが、昨年末に亀梨和也は期間限定ユニット「修二と彰」の桐谷修二としてCD「青春アミーゴ」を発売。このことで田中聖は「いつ殴ってやろうか?」と思ったらしい。赤西仁も「売れてなかったら殴ってました」と発言。もちろん亀梨自身はKAT-TUNの一員としてのデビューを待望していたから大いに弱り、ジャニー社長に電話で抗議し「KAT-TUNもちゃんと考えるから。YOUは任せられた事しっかりやってよ」と約束をしてもらったと云う。この話に赤西仁は「いい奴だな、お前」と反応していた。(二)各自のジャニーズ入団オーディションの話。亀梨は例のジャージの話。オーディションにおける面接の際、中丸雄一は「ジャニーズはカッコ良くなきゃ入れないんですか?」と訊き、自身のカッコよさの水準を「中の下で!」と強気に表現してみたところ、ジャニー社長からは「イヤ!君は中の上だよ」と評されたらしい。でも赤西は一旦は落選していたので「中の下」よりも確実に「下」だったらしい。田口淳之介は小学六年生のとき応募したのにオーディションに呼ばれたのは中学二年生のとき。上田竜也は当時まだ坊主頭だったため、「ボウズ良いよ」と頭を撫でられて合格。田中聖は「ジャニーさんとそんなに心に残る様な会話はしてないです」。(三)田口淳之介に苛立つ話。赤西は田口について「ストレスがたまってる時に、こいつの一言一言が腹立つ」「何かダメなんすよ、この雰囲気が」と発言。田口は柔らかで温厚な容姿や表情の中にも自信満々の強気な面や意外に攻撃的な面もあり、それら一々が赤西や田中を苛立たせてしまうと云う。(四)上田竜也亀梨和也の大喧嘩の話。帝国劇場における堂本光一主演の舞台「SHOCK」の楽屋で二人が衝突して殴り合いの大喧嘩をした事実についてはKAT-TUN最初のDVD「お客様は神サマーConcert 55万人愛のリクエストに応えて!」の終わり近くにあった涙の告白と決意表明の場に明らかだが、あのとき実際に「解散」の可能性があったらしい。亀梨は激情に任せてジャニー社長のもとに行き退団を願い出ていたらしいのだ。でも大喧嘩の翌日、ジャニー社長は亀梨を一人だけ呼び出し、呼び出された亀梨は解雇をも覚悟していたと云うが、社長は意外にも「仕事の事でケンカできるなんて、YOUカッコイイよ!最高だよ!」「もっとケンカしちゃいなよ!凄いよ!」と褒めてくれたと云う。そしてそんな失敗ばかりの悪ガキの彼らを何時も温かく見守り、認め、激励してくれたのは滝沢秀明だったらしい。というわけで(五)滝沢秀明は名伯楽だったという結論に達する。大勢の後輩たちの素質を見抜き、それぞれの個性に合った形で指導して、美質を引き出し伸ばしてゆくとは、大変な教育者ではないか。またしてもタッキー株上昇。

お客様は神サマーConcert 55万人愛のリクエストに応えて!! [DVD]
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