旅行記五

東京滞在の五日目。最終日。朝七時頃に朝食に外出。ホテルに近い二十四時間営業の食堂。土曜も日曜も月曜も朝の客が多かったが、流石に今朝は少なかった。スーツ姿を気崩すことなく颯爽と決めた若いホストが一人いて、腰の細い体型なのにオカワリして大いに食っていた模様。ホテルに戻ったあと荷物の整理。昨日までに購入した十数冊の展覧会図録等の内、古代ポンペイ展の図録と工芸館の案内書だけを帰りの荷物に入れ、他のは全て宅配便で発送するため、前日中にコンヴィニで購入しておいた紙バッグに入れてホテルのフロントでガムテープを借りて梱包してそのまま預けた。そして十一時の少し前にホテルを出立。JR新宿駅から品川駅を経て羽田空港駅へ。搭乗待合室に入ってから搭乗まで約二時間もあった。売店にはどういうわけか仙台の牛タン弁当があったので昼食にした。帰宅したのは夕方四時頃。東京は土曜日だけ晴天で暑く、日曜日から今朝まで小雨の日が続いて少々寒く、夜には上着を持参しなかったのを悔やんだ程だが、今日の松山には夕方でも初夏の暑さがあった。東京も土曜日の暑さが続けばよかったのに。