ここ三日間のこと

三日間もの間この日記を更新できなかったのは、この日記を始めて以来、ことによると初めてのことではないだろうか。そう思われる程、この日記を日々欠かさず更新し続けてきたわけだが、昨日までの三日間それをできなかった理由は、その間、ほかも何一つできない状態にあったからに他ならない。去る二十六日の午後、職場での執務中、急に寒気がして仕事を続ける気力を失い、それでも仕事を一応は一段落だけ着けた上で上司及び同僚諸氏の許可を得て休暇を取って退出し、丁度そのとき吾が職場に来訪していた女友O氏の運転する車に載せてもらって帰宅して以後、今日の昼までの間、自宅で寝込んでいたのだ。帰宅したあとは安心感からか病状は一気に悪化し、月曜の夜までは読書も何もできない有様で、食うのは苦しく水分を摂るのも厳しく、只管に寝るしかなかった。火曜の午後には少し具合がよくなったのを感じたので少し読書。五味文彦藤原定家の時代』と保立道久『平安王朝』を一気に読了。本日の午後に至り漸く殆ど回復し得たと信じ、昼に近所のウドン店で久々にまともな食事を摂り、二時からは出勤して夜七時前に退出。帰途には串揚げ店で鮭茶漬と湯豆腐で夕食。これで少し落ち着いたところ。

平安王朝 (岩波新書)
藤原定家の時代―中世文化の空間 (岩波新書)