土曜ドラマ喰いタン2最終話

日本テレビ系。土曜ドラマ喰いタン2 KUI-TAN 2」。第十一話=最終回。
原作:寺沢大介(「イブニング」連載/講談社)。脚本:伴一彦。音楽:小西康陽。主題歌:トリオ・ザ・シャキーン「愛しのナポリタン」(ジャニーズ・エンタテイメント)。プロデューサー:次屋尚&山本由緒。協力プロデューサー:(アベクカンパニー)和田豊彦&井下倫子。制作協力:アベクカンパニー。演出:中島悟(アベクカンパニー)。
再会で始まったドラマが再びの別れによって終わった。しかし次の再会があるとは期待できそうもない別れでもあった。出水京子(市川実日子)はさり気なくも野田涼介(森田剛)に愛の告白をして、その意を汲み取り得なかった鈍感な彼には、去り行く前夜の高野聖也(東山紀之)がさり気なくも真意を語り聞かせた。それに先立ち聖也は、再びの別れを受け容れたくなくて嘘を吐いた金田一少年=かねだはじめ(須賀健太)を説得し、KUI-TANの証とも云うべき黄金の箸を伝授した。昨年の「喰いタン」に比べて何とも喰い足りない感の強い今年の「喰いタン2」ではあったが、別れは寂しいことだ。五十嵐刑事(佐野史郎)や深海刑事(阿部亮平)の活躍をもう少し見たかった気もする。