NHKハプスブルク特集の第一夜

NHK衛星放送(BShi)では今宵から三夜連続で「ハイビジョン特集 ハプスブルク帝国」を放送。今宵の第一夜は「双頭の鷲の下に」と題してマクシミリアン一世の時代を中心に取り上げた。非常に興味深かったが、何よりも心惹かれたのはヨーロッパ各地の公立図書館・公文書館の古く立派なこと、蔵書の美しく豊かなこと。図書館も古文書館も博物館も本来は全て美術館のようなものなのだ。そして西洋の歴史家には「記憶の番人」の風格がある。
皇帝マクシミリアン一世の父フリートリヒ三世の暗号「AEIOU」については大学のヨーロッパ史学の授業で教わったことがある。そのときは確か「Austria est in orbe ultima」と教わった。もう一つ別の解釈も聴いたが、残念ながら憶えていない。現代オーストリア人が知らないのには驚いた。