人気者を起用する効果について

残業が思いのほか長引いて危うく終電を逃すところだった。ゆえに今宵はTBS木曜ドラマ「ジョシデカ!」第六話を見逃してしまったのだが、今回のは面白かったのだろうか。
Yahooニュース11月22日8時1分配信の産経新聞の記事「朝食とれば、1・5兆円市場?農水省試算」を不図見たところ、「もし日本で朝食を食べない人が、毎日食べるようになれば、年間約50億食、総額約1兆5000億円の市場が生まれることが、農水省が初めて実施した試算で分かった。裏を返せば同等の経済的損失が生じていることになり、若者のコメ離れや自給率低下に頭を悩ませる同省は、タレントの優香さんを起用したテレビCMなどで「めざましごはんキャンペーン」を展開中だ」とある。なるほど確かに優香のポスターが職場にも貼ってあるのを何時も眼にするが、農林水産省の広報物だったのか。しかし優香を起用したポスターやテレヴィCMにどの程度の影響力があるだろうか。効果は得られているのだろうか。優香に替えて小栗旬でも起用した方が効果は大きいかもしれないし、特定の層をターゲットにした直接的な影響力の確かさで云えば二三十万人の熱心なファンを擁するKAT-TUNが最も堅実であるかもしれない。とはいえ何れにせよ農林水産省「めざましごはんキャンペーン」は何か特定の商品の販売を促進するものではないからその効果の程は各種アンケート等によって測るほかなく、甚だ曖昧な運動でしかない。どんな芸能人を起用しようとも、それによってどんな効果があったかなんて一向に判らない。ゆえに当然、成果を上げられなかった廉で責められる心配は一切ない。その意味では優香で正解だったのかもしれない。藤原紀香でも和田アキ子でも長澤まさみでも正解だろう。