PureBOYSに見る男子アイドル組合の意味
武田航平ブログ(http://ameblo.jp/takeda-kouhei/)によれば、加藤慶祐・滝口幸広・武田航平・中山麻聖・馬場徹・南圭介・八神蓮の七名からなる男子アイドル組合「PureBOYS」(http://www.pureboys.jp/)に、昨日付で新たに崎本大海・佐藤雄一の二名が加わるとのこと。
崎本大海みたいな子役出身で経験豊富な俳優が今さら新人俳優たちの組合に加入することに対する驚きというのは、そもそも武田航平みたいなジュノンボーイが新人俳優たちとともにこの組合を結成したことに対する驚きに比べれば大きくはない。今後も色々な若手男子俳優たちがピュアボーイズ組合に加入してゆくのかと思うと一寸面白い。
集団を結成するということには意味がある。無名に近い若手男子俳優がCDやDVDや写真集を発売するというのは、余程の固定客を掴んでいない限り、赤字覚悟でもなければ難しいことではないかと想像される。ここ数年、多くの若手男子俳優たちが写真集やDVDやCDを発売したが、果たして見込み通り売れたのだろうか。現実は厳しいのではないかと推察される(D-BOYS中村優一でさえ単独の写真集を発売していないことはその傍証であり得る)。その点、このように組合を結成して売り出せば安全に冒険できることだろう。所属芸能事務所の枠を越えたアイドル組合を結成すること自体が宣伝の材料になるという面もあるに相違ない。しかし団体を結成して利益を共有するや、連帯責任が発生するのも避け難い。組合員の誰か一人でも何か問題を惹き起こせば、組合の全体がそれに巻き込まれかねない。ジャニーズのアイドル集団に目を向ければ実例が幾つも見出されよう。集団を結成することには互助性もある反面、危険性もある。