中居正広スターボウリングにおける向井理と成宮寛貴

フジテレビ系「中居正広の生スーパードラマフェスティバル激突スターボウリング」。
今月から始まるフジテレビ系の新ドラマの主な出演者が一堂に会し、延々ボウリングだけで競い合う特別番組。しかも生放送で二時間半。かなり無茶な企画だが、番組として成立しているのが凄いと何時もながら思う。多くの有名芸能人が出演していたが、私的に最も目を惹いた人は火曜九時「ハチミツとクローバー」出演者の向井理。地味で愛らしい顔立ちに反して意外にも長身で颯爽としていたのに加え、ピンク色の服が似合っていた。ピンク色の似合う男子は何割増かセクシーに素敵に見えるものだ。
火曜九時「ハチミツとクローバー」略して「ハチクロ」の主演は成海璃子だが、年齢の都合により不在。準主演のジャニーズJr.生田斗真がリーダーをつとめ、もちろん成宮寛貴も出ていて、向井理のほか泉谷しげる等もいて、全体として最も華と勢いのあるチームに見えるような気がしていた。しかし冷静に考えると、木曜十時「鹿男あをによし」には主演の玉木宏のほかに主演級の綾瀬はるか大河ドラマ風林火山」に出演した柴本幸佐々木蔵之介、大物俳優の児玉清がいたわけだし、火曜十時「あしたの、喜多善男」は主演こそ小日向文世でも共演には栗山千明小西真奈美要潤生瀬勝久がいて、そして月九「薔薇のない花屋」に至っては、主演の香取慎吾に加えて竹内結子釈由美子のような主演級女優が揃い、松田翔太寺島進もいて、改めて比較してみると実は「ハチクロ」が最も地味な顔触れだったのかもしれない。それなのに妙に「ハチクロ」が華やいで見えたのは(その顔触れに対する私的な好みということを別にしても)、やはり司会の中居正広が生田を引き立て盛り上げたこと、しかも生田がその期待に存分に応えたことに因るだろう。あの状況では玉木宏もやりにくかったろう。松田翔太も完全にやる気を失くしていた様子だったが、あれは状況に関係なく元来やる気がないだけかもしれない。
土曜十一時「ロス:タイム:ライフ」出演者の平泉成について中居正広は、このところ平泉の物真似をする人が増加中であること、しかるに物真似の対象が殆ど例外なくTBS日曜劇場「華麗なる一族」において平泉の演じた一之瀬工場長であること、その台詞が万俵鉄平(木村拓哉)への呼びかけの語である「専務!」ばかりであることを述べていた。「華麗なる一族」で工場長の子を演じていたのが成宮寛貴だから、あの会場には工場長一之瀬父子が揃っていたのだ。同じく「ロス:タイム:ライフ」出演者の脇知弘は、二〇〇二年の日本テレビ「ごくせん」で、白金学院3年D組の生徒役として成宮と共演した。しかも両名とも主要な生徒五人組の一員だった。成宮にとっては、旧知の玉木宏がいたことや、不在の稲垣吾郎も香取や中居によって度々ネタにされていたことも含め、楽しい現場だったろう。