エジソンの母第八話

TBS系。金曜ドラマエジソンの母」。
原案:山口雅俊。脚本:大森美香。音楽:遠藤浩二。製作:ドリマックス・テレビジョン&TBS。第八話。演出:波多野貴文
縄跳びのできなかった花房賢人(清水優哉)。他のスポーツ全般は意外にも得意のようだが、なぜか縄跳びだけはできなかったらしい。そんな彼に、学級の副担任の久保裕樹(細田よしひこ)は「理屈ではなく体で覚えろ」と教えようとしたが、それを遮るように鮎川規子(伊東美咲)は、縄跳びの論理、脚の動きと縄を回す腕の動きとの関係のメカニズムを丁寧に解き明かした。それを聴いて初めて花房賢人は縄跳びを理解し跳べるようになった。
花房賢人の魅力に夢中の青柳玲実(村中暖奈)。しかし花房賢人を稀代の問題児と見る青柳美月(杉田かおる)は愛娘のこの恋路を何としても遮らなければならぬと考えている。美月の見るところ愛娘に相応しい相手は優等生の緑川堵馬(太田力斗)。玲実と堵馬を結び付けたい美月は、緑川堵馬を家に招いて豪華な夕食で持て成した。それなのにその晩餐会の席上、玲実は「ママがどんなに邪魔したって、絶対、賢人と結婚する」と宣言した。それを聴いて緑川堵馬も「玲実ちゃんと花房君は、電気みたいに求め合っているんだね」と楽しそうに呼応する始末だった。激情の美月が緑川堵馬に「あなた、何してるのよ、あなたが玲実の心を繋ぎ止めないから」と怒ったときの顔は恐ろしかった。それでも構わず同席の藍沢永久(山田果琳)も「純愛だね」と礼賛し子どもたち三人で大盛り上がり。背後で失望の美月の後姿。