日記

昨日に引き続き午前中まで体調は甚だ悪かったものの、午後二時頃には外出。JR松山駅から卯之町駅へ。愛媛県歴史文化博物館で開催中の雛飾り展を見物。紀州徳川家御連枝伊予西条松平家に伝来した豪華な雛飾り一式や、明治天皇皇后両陛下の御姿を模した風変わりな洋装雛人形をはじめとする毎年恒例の名品の数々に加え、今回は新たに曲水の宴を模した御殿飾りも登場。また西条松平家の伝来品に関連する資料として一條家伝来の貴重な資料も出ていた。一條家が藤原氏五摂家の一として皇族よりも上級に位置付けられた貴族だったのは云うまでもない。常設展示室にも一部に展示替あり、近代史の展示室に出ていた昭和二十年代の芸能スター双六が傑作だった。丹下左膳横山エンタツ花菱アチャコ山田五十鈴エノケン等を経て(順不同)、上がりが長谷川一夫だった。
夜には会合あり、吾を含め参加者は五名、九時半に散会。帰宅後、暫くは小島毅足利義満 消された日本国王』を所々再読。やはり面白い。こんなにも面白い書を読んでしまうと大概のものが面白くなく思われるのが問題だ。