ホグウッドの新古典主義プロジェクト第六弾コンチェルタンテとアーノンクールのモーツァルト父子&ハイドン協奏曲集

職場からの帰途、銀天街のCD店で買物。購入したのは二枚。一枚目は、ホグウッド指揮バーゼル室内管弦楽団による新古典主義プロジェクト第六弾「コンチェルタンテ」。モーツァルトの協奏交響曲KV364(1779)の弦楽六重奏曲版と、ハイドンの協奏交響曲Hob.I-105(1792)と、マルティヌーの協奏交響曲H.322(1949)を収録したもの。古典と現代芸術とを違和感なく対比してみせるのは流石、ホグウッド。二枚目は、アーノンクール指揮コンツェントゥス・ムジクス・ヴィーンによるモーツァルト父子とハイドンの協奏曲集。何れも陰影に富んで迫力に満ちた演奏だが、注目すべきは、アマデウスモーツァルトの父レオポルト・モーツァルトの名曲トランペット協奏曲。通常は典雅で長閑で平穏な音楽としてしか演奏されないが、アーノンクールの手にかかると、尋常ではなく激しく、力強く、重厚に響き始める。その迫力は凄まじい。

コンチェルタンテ~モーツァルト,ハイドン&マルティーヌー
モーツァルト:ファゴット協奏曲&ハイドン:協奏交響曲/他