仮面ライダーキバ第十四話

東映仮面ライダーキバ」。井上敏樹脚本。田村直己演出。
第十四話「威風堂々-雷撃パープルアイ」。
紅音也(武田航平PureBOYS])は、盗んだイクサを使った仮面ライダーへの変身から元に戻ったあと、激痛に襲われていたが、人前に現れるとき、ことに麻生ゆり(高橋優)の前に現れるときはその痛みに耐えて隠して、敢えて平然と振る舞っていた。公園でダンスまで踊っていたが、直後には公園のトワレに駆け込んで激痛に耐えていた。彼は今後どうなるのだろう。
滅びゆく妖怪たち三つの種族それぞれの最後の一人ガルル=次狼(松田賢二)とバッシャー=ラモン(小越勇輝)とドッガ=リキ(滝川英治)。ラモンとリキが細々と経営する靴磨き&マッサージ店での三人の話し合いの場が、何とも怪しげで妙な色気をも放っていて面白い。
次狼が自らの種族ウルフェン族の新たな母になるべき強い女として狙っている麻生ゆりが紅音也を伴ってその店に来て、帰り去ったあと、ラモンは、丈夫な狼男の子を幾人でも生めそうであると述べて「いいなあ」と羨ましがっていた。その横顔には、少年の幼い外見に反して、心なしか妙にエロティクな意をも感じないではいなかった。
次狼と紅音也との対決に、加勢のため加わったラモンは「ぼく、参上!」。対する音也は「出たな!妖怪半漁人」。