ハチワンダイバー最終回

フジテレビ系。土曜ドラマハチワンダイバー」。
原作:柴田ヨクサルハチワンダイバー」(集英社ヤングジャンプコミックス刊)。脚本:古家和尚。音楽:澤野弘之。将棋監修:鈴木大介八段。協力:社団法人日本将棋連盟。プロデュース:東康之。制作:フジテレビドラマ制作センター。演出:水田成英。第十一話=最終回。
この今年一番の傑作ドラマにもなるかとさえ一時は期待できた「ハチワンダイバー」の最終回がこんな程度なのか?というのが正直な感想。でも、最終回だけが駄目だったわけでもなく、実のところ面白かったのは前半までだったのかもしれない。もっとも、仮に面白かったのを前半までとした場合には、果たしてどこまでを前半とするかで諸説あるかもしれないとも思う。五話までか、六話までか。それに後半でも、特に面白くなかった第九話の中にさえ粕谷義英(つるの剛士)とのわずか一分間の対局のような見所はあったのだ。ともあれ、「ハチワン」こと菅田健太郎役を熱演した溝端淳平という人材の魅力を知りえたのは収穫だったし、「受け師」こと中静そよ役の仲里依紗も実によかった。