シルシルミシルのエステー秘話

今宵の「シルシルミシル」によれば、今井朋彦主演の時代劇風テレヴィCM「消臭プラグ」で馴染みのエステー株式会社の、あのCMの最後に流れる「エステー」という社名のアナウンスは、一二二回もの録音のやり直しを行った上で一二一回目のものを採用したものだったらしい。一二一回中の一二一回目ではないところが面白い。多分、一二一回目の録音を終えた時点でプロデューサーも一応は満足しつつも、なお、さらに上を目指せるのではないかと願望したのだろうが、実際に一二二回目の録音を行った結果、一二一回目の録音こそが殆ど奇跡的な出来栄えだったことを認識するに至り、それが採用されたわけなのではないだろうか。