ジャニーズカウントダウン

新春御慶目出度奉賀候。
フジテレビ系における年末年始の恒例の番組「ジャニーズカウントダウン」。今回は「ウシシもぅ大変!東西ドーム10万人集結!!年越しジャニーズ生歌合戦」と題され、嵐とNEWSとKAT-TUN関ジャニ∞が揃った東京ドームを主会場とし、キンキキッズのいる京セラドーム、タッキー&翼のいる帝国劇場の二会場と結んでの生中継放送。
TOKIO紅白歌合戦会場のNHKホールから移動中のところを生中継。面白かったのは、V6が都内の蕎麦店で年越し蕎麦を食っているところも生中継されたところ。店員がイノッチだった。
今回のこの番組の最大の見せ場は、何と云っても、内博貴の復活と滝沢秀明の「愛・革命」にあったと云えるだろう。
内博貴は華やかな青色の衣装を身に着けて颯爽と舞台上に姿を現し、男闘呼組「DAYBREAK」とSMAP「青いイナズマ」を歌った。しかもNEWSの一員としてでもなければ関ジャニの一員としてでもなく、新たな仲間たち(「ロックな仲間たち」?)を引き連れて。昨年放送されたテレヴィドラマ「おせん」では向井理と似た種類の地味な「イケメン」と見えた彼が、この舞台では久々に華のあるアイドルと見えた気がする。内博貴完全復活と見てよいだろうか。
しかし、この内博貴完全復活劇を凌ぐ最大のドラマティクな見せ場が帝劇こと帝国劇場におけるタッキーこと滝沢秀明の「愛・革命」にこそあったのは間違いないだろう。「女と男のLOVEと書いて、これを革命と読みます」という衝撃的な台詞に始まるこの一幕の歌芝居は、ジャニーズの世界観を完全に表現したものと云うべきだろう。滝沢秀明が帝国劇場で華麗に宙を舞っていたとき、東京ドームの巨大モニターでそれを見詰めていた(と思しい)長瀬智也が呆然としていたのも、ここでの重要な構成要素となっていよう。
今年は丑年ということで、ジャニーズにおける丑年の四人が紹介された。山下智久田口淳之介田中聖大倉忠義の四人。名付けて「ウシシフォー」と云う。田口は自己紹介の際「入口・出口・田口です!」と云っていた。
かなり髪を短くした人が幾人かいたのも目を惹いた。増田貴久と中丸雄一が短髪にしたのは一月からの新番組=TBS土曜ドラマ「RESCUE 特別高度救助隊」出演のための役作りに他ならないが、さり気なく田口淳之介も少し髪を短めにしていたようだ。髪を短くするとアイドルの華美な印象を作り出しにくくなる反面、親しみ易い感じが出てくる。三人とも似合っている。そういえば塚田僚一も黒髪の短髪だった。増田貴久は少年男子らしい感じになって、高校生の役でも余裕で似合いそうだ。
今回も各集団の枠を超えた色々な顔触れの色々な組み合わせを見ることができた。相葉雅紀田中聖というのは古い付き合いなのだろうかと思えるし、大倉忠義松岡昌宏というのは多部未華子主演の土曜ドラマヤスコとケンジ」等における共演で馴染みがあるが、上田竜也手越祐也というのは何となく新鮮味があると感じる。
帝国劇場の滝沢秀明が番組の冒頭に最初に映った際に、両脇には北山宏光藤ヶ谷太輔が侍していたが、妙に愛らしく見えた。しかし藤ヶ谷太輔はあんなにも丸い顔の人だったろうか。彼等をはじめとする滝沢軍団は何時も皆とても楽しそうだった。今井翼は何時の間にか帝国劇場から東京ドームへ移動していた。