メイちゃんの執事第九話

フジテレビ系。ドラマ「メイちゃんの執事」。第九話。
原作:宮城理子。脚本:古家和尚。音楽:河野伸高見優。主題歌:ROCK‘A’TRENCH「My SunShine」。企画:後藤博幸&太田大。プロデューサー:橋本芙美共同テレビ)。制作:フジテレビ&共同テレビ。演出木下高男。
今回は中目黒(山口賢貴)が大活躍。聖ルチア女学園の庭園を仲間たちと一緒に歌い踊りながら散歩しているところを謎の集団に襲撃されたり、同じく庭園で人探しをしながらも、その合間には花畑で花を摘んだり、番組の最後には番組出演者の写真集の宣伝を担当したり。
築地(南圭介)が主家に無人トラックが突撃してきた事件について報告すれば、乃木坂(君沢ユウキ)は主家の家電会社が買収されようとしている事件について報告し、六本木(加藤慶祐)は主家ならぬ主人その人にダイエット食品「ガリガーリ」が大量に届けられた事件について主人の報告に補足説明をしていた。
ところで。「ルチア」こと本郷詩織(山田優)の忠実な猟犬とも云うべき山田多美(谷村美月)が、何を血迷ったのか、柴田理人(水嶋ヒロ)を狙撃した。放たれた矢は彼の胸に的中した。狙いは何か。もちろんルチアの地位を守るため、東雲メイ(榮倉奈々)を不戦敗にしようとしての行為に他ならないが、あの狙撃によって柴田理人が落命するようなことにでもなれば、一体どう責任を取るつもりだったのだろうか。ルチアが柴田理人を何としても我がものにしようとしていることを、まさか知らなかったわけでもないだろうに。
ここにおいて脚本家は、山田多美の、余りにも飼い主に忠実であろうとして必死になり過ぎたゆえの愚かしさを描きたかったのか、それとも脚本家自身が何かを見失ったのか、何れだろうか。