アタシんちの男子第五話

フジテレビ系。ドラマ「アタシんちの男子」。第五話。
脚本：武藤将吾。演出：松田秀知。
三男の大蔵翔（向井理）が四男の大蔵優（山本裕典）に「茶番」をさせて峯田千里（堀北真希）を再び大蔵家の居城トリックハート城へ迎えることに成功し、皆のためカレーを拵えておいて陽気に出迎えたときの、まるで自身の作戦が全て成功するはずであることを確信していたかのような自信満々の明るさが一寸よかった。それにしても、翔だけは千里への態度に関して一貫しているのに比して、次男の大蔵猛（岡田義徳）も四男の優も五男の大蔵智（瀬戸康史）も、内心では千里に対して好意を抱いているにもかかわらず一時は千里を城から追放するような挙に出たのはどういうことだろうか。それが恋心のようなものでさえあるからだろう…と解するには、彼等のその心は隠されてはいない。