新番組=華麗なるスパイ第一話

今宵からの新番組。
日本テレビ系。土曜ドラマ華麗なるスパイ」。第一話。
脚本:君塚良一。主題歌:TOKIO太陽と砂漠のバラ」。音楽:ザ・サーフコースターズ。プロデューサー:佐藤敦下山潤トータルメディアコミュニケーション)。演出:大谷太郎
かなり難しかった。途中で挫けそうになったり居眠りをしたりした程。だが、もちろん制作者は決して難しいドラマを作ろうとしたわけではないはずだ。制作者がどのようなドラマを作りたかったのかはそれなりに想像できるし、仮にそれが実現できていれば今夏一番の傑作にさえなっていたかもしれないとも思えるが、現実が追い付いていないかと見受ける。原因がどこにあるのか?を考えるに、速度感の不足による面もあるだろうが、何と云っても、笑わせるために書かれた台詞で笑えないのが深刻だ。劇中では群集を爆笑させているのに劇外の観衆を笑わせないようでは甚だ困る。どう付き合えばよいのか分からなくなるからだ。これを二時間も放送したのは正解だったのかどうか。ともあれ鎧井京介(長瀬智也)、ドロシー(深田恭子)、霧山誠一(寺島進)の人物像は面白そうであるので、次週以降に期待しよう。