華麗なるスパイ第三話

日本テレビ系。土曜ドラマ華麗なるスパイ」。第三話。
脚本:君塚良一。演出:岩本仁志
ドロシー(深田恭子)がああ見えて実は男である…ということは、紛れもない真実であるのは無論のこと、そればかりか、鎧井京介(長瀬智也)以外の内閣情報室秘密諜報部員には周知の事実でもあったらしい。しかも、鎧井京介が他の女に好意的であるのを見ては嫉妬していた様子であるのを見る限り、ドロシー自身が鎧井京介に好意的であるのは明らかだが、反面、他の秘密諜報部員の発言による限り、一応その恋の対象が男子であるのか女子であるのかは今のところ暈されてもいるのだろうか。妙なところで複雑だ。鎧井京介が人間の感情を失った人間である…というのは第一話で説明されたことだが、台詞で改めて説明されるまでは、大概の視聴者が忘れてしまっていたのではないだろうか。
内閣総理大臣の吉澤総一郎(渡哲也)の夫人はる(高林由紀子)は鎧井京介を気に入って娘たちの婿殿に迎えたいと云っていた。石原裕次郎ドラマ「弟」において長瀬と渡哲也は同一人物の青年時代と中年時代を演じていたので父子役を演じれば余りにも自然に見えよう。次週の予告の映像に「イケメン・スイマー」という文字が出たので、誰が出演するのか?と思えば増田貴久ではないか。