The Perfectible Body和訳十八

本日の「The Perfectible Body」和訳(十八)。「(古代ギリシア美術の、鍛え上げられた英雄的肉体における)体毛の不在は陶器画において最も顕著に認められるが、盛期古典時代の彫刻においてさえ体毛は陰毛の小さな茂みのみに限定されている。胸毛の不在であれば実際にも何割かの男子に見られた特徴だったと考えられるが、腋の下の毛までも欠如しているというのは、こうした体毛の不在が芸術的な規範から強く要請されたことの一つの徴候に他ならない」(p.41)。