仮面ライダーディケイド第二十八話

東映仮面ライダーディケイド」。
第二十八話「アマゾン、トモダチ」。脚本:米村正二。監督:長石多可男
今回も昭和の仮面ライダー世界。仮面ライダーアマゾンエンリケ)が登場。彼は自身の本当の居場所を求めて世界中を旅してきたところ、大ショッカー支配下の日本に到着して立ち往生を強いられているらしい。この境遇は、門矢士(井上正大)の境遇に近いが、他人の言を信じてしまい騙され易い点では門矢士とは異なっていて、むしろ小野寺ユウスケ(村井良大)に近い。
門矢士に向かって礼儀を欠いた口の利き方をした小さな子ども、岡村マサヒコ(武井証)に礼儀を説いてみせた門矢士に対するユウスケの所謂ツッコミとか、野球選手の恰好をした門矢士がディケイドに変身する際にカードと間違えて野球のボールを持って構えたところとか、「安心し給え、僕もライダーだ」と名乗った海東大樹(戸谷公人)に対する門矢士の「ただの盗人だろ?」というツッコミとか、色々面白かった。アマゾンの片言は本物だろう。予言者の鳴滝(奥田達士)の言は、今回は重要な情報を含有していたと云えるだろう。なぜなら彼は、世界の真の破壊者を大ショッカーと見定めた上で、大ショッカーの勢力拡大を助長した力を「ディケイドの所為」と考えているようだからだ。