オルトロスの犬第八話

TBS系。金曜ドラマオルトロスの犬」。第八話。
竜崎臣司(滝沢秀明)の「神の手」(ゴッドハンド)は、これまでは他人の病や怪我は治せても彼自身に対しては病も怪我も治せないと説明されてきたが、実はそうではないことが明らかにされた。彼はその能力を隠していたのだ。なぜか。己の病も怪我も自ら治せるとなれば悪意ある人々から気軽に襲撃されかねないので、敢えて己の能力の最強の部分を隠していたのだろうか。それとも、実の弟であると判明した「碧井先生」こと碧井涼介(錦戸亮)が己の「悪魔の手」の殺害能力を悲観して、彼自身を殺害してしまわないにするため、それとは類比的な己の能力を彼の前で隠し続ける必要があったのだろうか。もし後者であるとなれば、そんなにも弟思いであるはずの彼が、以前の話において散々弟に殺人を犯させたこととの整合性が取れなくなる。