ザ少年倶楽部十月第一回

今月八日の夕方六時からの五十分間、NHK衛星第二で放送された月二度の番組「ザ少年倶楽部」。今月の第一回を録画しておいたのを見た。
冒頭、出演者の入場のとき、中島健人等B.I.Shadow四人は上下とも黒い服の上に白の上着を重ねていた。丈が長く、袖はなく、全体は白く、襟の部分には青を用いた上着。そして腰には飾りの布を提げていた。袖のない服を着ると中島健人の肌の白さ、腕や脚の長さも際立って極めて華やぐ。
司会の小山慶一郎と中丸雄一がB.I.Shadow四人に「僕の宝物」という題で話を聴いた段、中島健人は「MUSIC」と回答。またしても英語で。ジャニーズの音楽の中ではどんな歌を好んで聴いているの?と小山慶一郎から訊かれた際には「KAT-TUNさんとかNEWSさんとかを中心に」「NEWSのアルバムとかライヴとか」を愛聴していると回答。中丸雄一は淡々と「今度ごはんを御馳走させてよ」と云っていた。そこには増田貴久も合流するのだろうか。
そのあと彼等は中島裕翔と組んで「真夜中のシャドーボーイ」を歌い踊った。この歌を主題歌とするテレヴィドラマ「スクラップ・ティーチャー」の第一話で中島裕翔の演じる主人公の生真面目な少年は同級生の不良三人組から苛められていて、その三人組を演じていた中に菊池風磨中島健人がいた。この三人組が初代のB.I.Shadow(ボーイズ・イン・シャドウの意で、云わば「真夜中のシャドーボーイ」ならぬシャドーボーイズ)であることを思えば感慨深い組み合わせであると云えて、小山慶一郎がこれを「御宝映像」と形容したのも肯けるかもしれない。
平成ジャンプの「Ultra Music Power」を歌い踊るときB.I.Shadowは黄色の衣装に着替えていた。ジャニーズ公式サイト「ジャニーズネット」で先月末に配信されていた「メッセージ動画」の中で彼等四人が着ていた鮮やかな衣装と同じものだろう。背後にいた大勢のジャニーズJr.が白の衣装で揃えていたので黄色の衣装が映えた。
そして番組の最後、出演者一同で「PRECIOUS ONE」を歌った。各団体の登場の順を、それぞれの衣装の色とともに書いておこう。先ず中央にA.B.C-Zが白とピンクの衣装で、次いで左手にKis-My-Ft2が赤と金の衣装で、そして三番目、右手にB.I.Shadowが先の出番に引き続き鮮やかな黄色の衣装で、続けて青の衣装の真田佑馬を中心にして白の衣装の京本大我・増田良・アンダーソンケーシー孝と安井謙太郎・高田翔・川島如恵留を左右に配した云わば真田隊、そしてHip Hop JUMPが赤の衣装で、最後、森本慎太郎が黄緑の衣装、スノープリンスが黄色の衣装で入場した。こうして各団体が勢揃いをしたところでKAT-TUNの中丸雄一と上田竜也が入場した。
真田佑馬がここで率いていたのが本来の所属団体Mis Snow Manではなく、増田良や京本大我だった点が目を引いたが、しかも真田佑馬だけ他の六人と衣装の色が違って、際立っていた点も大いに目を引いた。でも画面に顔が大きく映し出される機会に恵まれたのは、この楽曲「PRECIOUS ONE」の主であるKAT-TUNの中丸雄一と上田竜也を別にすれば、森本慎太郎京本大我、増田良、そして中島健人の四人だけだったろう。
この歌「PRECIOUS ONE」はKAT-TUNの楽曲の中で最も美しい歌ではないかと思われる。何故これをデビュー曲にしなかったのか?と悔やまずにはいられなかった程だが、これを最も美しく歌っていたのは往年の赤西仁亀梨和也だった。尊敬する先輩として赤西の名を挙げ続け、最近でも彼等二人の名を並んで挙げていた中島健人は、この美しい歌をどのような想いで歌ったのだろうか。

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