神木隆之介SPEC第四話

TBS系。金曜ドラマ「SPEC(スペック) 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿」。第四話。
これまでは(第三話においてさえ一応は)、時間を止められた世界に威厳を湛えながら颯爽と美しく姿を現してきた一十一[ニノマエジュウイチ](神木隆之介)が、今回は、時間を止められてもいない当たり前の日常の世界の一軒の病院の診察室に、患者の一人として、美しさこそは保ちながらも普通に姿を現した。
同じ頃、警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係の執務室では当麻紗綾(戸田恵梨香)等が超能力者の古戸久子(奥貫薫)から逆恨みに基づく凄まじい攻撃を受けていた。普段通りであれば一十一はそうした危機から当麻紗綾等を救いつつ、対する超能力者を懲らしめるはずだったが、なぜか今回はその場には姿を現すこともなく、別の場所に、しかも普通の人のようにして出現したのだ。
もっともその病院は警察病院で、診察室にいる医師の海野亮太(安田顕)は超能力(=「SPEC」)に関して特別な知見を具えているものと思しい。果たして彼は一十一に何を見出し、対する一十一は彼に何を見出すのか。そもそも一十一は単なる患者としてそこを訪ねたのか、それとも海野亮太に何かを告げるために訪ねたのか。公安部の津田助広(椎名桔平)の配下の者かと思しい謎の集団はどうして古戸久子を取り押さえ捕えるのみならず当麻紗綾等をも、しかもあのような仕方で連れ去ったのか?という問題も含めて、全ては次回(第五話)以降の展開に待たなければならない。