ジャニーズ公式クリスマス動画

休日。午後まで寝て、夜にはテレヴィで二時間「お試しかっ！」の木村拓哉を見たあと、ヘンデルの合奏協奏曲作品六をイ・ソリスティ・ヴェネティが演奏したCDを聴きながら、カルメン・ベルナン著『インカ帝国』を読んで過ごしただけの一日。
ところで。
ジャニーズ公式サイト「ジャニーズネット」（http://www.johnnys-net.jp/）に十二月一日付で設置された「クリスマスメッセージ」の頁に、B.I.Shadowの中島健人＆菊池風磨＆高地優吾＆松村北斗の動画もある。着ている服は「ザ少年倶楽部」で最近よく着ている黒の衣装。
中島健人は今回は何時もの彼らしいアイドル言を発信しなかったが、少し細くなった顔立ちが相変わらず美しかった。
この「クリスマスメッセージ」動画の頁には現在ジャニーズに属している芸能人の主要な顔触れが揃っているが、その配列は上下関係の序列を表していると思しい。昔、スターダストの公式サイトでは所属の芸能人の名と顔写真を序列に従って配列して、まるで番付表みたいになっていた（現在は単なる五十音順に変更されている）が、それに近い。
ここでの上層部は近藤真彦、錦織一清、東山紀之、植草克秀、佐藤アツヒロ、岡本健一、SMAP…という序列になっている。説得力のある順序だろう。これに対して下層の、デビュー前（若しくは準デビュー前）のジャニーズJr.に関しては、Kis-My-Ft2、A.B.C-Z、スノープリンス合唱団、B.I.Shadow、Hip Hop JUMP、Mis Snow Man、They武道、関西ジャニーズJr.、屋良朝幸、生田斗真、内博貴という序列。生田斗真等三人を除く無所属の者は普段どんなに扱いがよくとも今回ここには出ていないのを見る限り、団体に属する者は無所属の者よりも優先されるという原則があると見える。他方、生田斗真等三人が最下層に配されているのは、最下層だからではなく、むしろ逆に他のジャニーズJr.とは別格であることを表示しているのだろう。スノープリンス合唱団の妙な位置が物語るのは、森本慎太郎がジャニーズJr.における実質上の最高位であることを表現しつつ、はるか年長の二団体にも配慮を見せているということだろうか。