大切なことはすべて君が教えてくれた第三話

フジテレビ月九ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」。第三話。
今宵九時からこのドラマが始まって約三十分が経過した辺に来た場面のこと。明綾学園高等学校二年一組の教室。授業の合間の休憩時間。佐伯ひかり(武井咲)が何日間も欠席し続けていることを園田望未(剛力彩芽)が心配していたとき、直ぐ近くにいた児玉賢太郎(中島健人[ジャニーズJr.])が、何かを思い出したように反応した。
児玉賢太郎は何時も席に座したまま、誰とも接することなく黙って時刻表を読んだり勉強したりしているが、それでも意外に周囲の会話を聞いていて、時折、どうしても黙ってはいられないような話題が出たときには不意に反応してしまうらしい。このときがそうだった。何か知っているのか?と問い詰めてきた園田望未に、彼は佐伯ひかりが何か薬を飲んでいる様子だったことを明かして、そして「病気なの?」と訊ねたが、「あんたに関係ないでしょ!」と怒られていた。
彼が問い詰められても直ぐには事実を明かそうとはしなかったのは、第二話において彼が薬を拾って佐伯ひかりに手渡したとき、佐伯ひかりが何か見られてはならないものを見られてしまったかのように慌てていたのを見て、その薬を重大な秘密の事柄であるらしいと感じたからだった。
これに続く場面は、二年一組の担任教諭の柏木修二(三浦春馬)による生物科の授業。場所は理科室。児玉賢太郎は園田望未とは別の集団にいて、熱心にノートを取っている様子だった。