ザ少年倶楽部五月第二回

五月十三日の夕方六時から四十五分間、NHK-BSプレミアムで放送された月二度の番組「ザ少年倶楽部」の五月第二回を録画しておいたのを見た。
冒頭、舞台上に立っていたのは玉森裕太北山宏光戸塚祥太、真田佑馬、野澤祐樹、橋本良亮、藤ヶ谷太輔の七名。真田佑馬と野澤祐樹の両名がここに加わっていることに驚いた。
次いで森本慎太郎が登場して「がんばりましょう」の前奏で踊り、続いて中島健人をはじめB.I.Shadowが登場して歌い、Hip Hop JUMP、そして増田良等の集団(便宜上「増田隊」と云う)や新人集団が継いだ。
B.I.Shadowが着ていたのは既に馴染みのオレンジと黒と赤の衣装。
今回の増田隊の顔触れは、前列に増田良と岸孝良を中心にその左右に仲田拡輝と石川拓哉、後列には安井謙太郎京本大我を中心にその左右に川島如恵留、アンダーソンケーシー孝。衣装は何れも青だが、前列の四人が着ていたのが昨年B.I.Shadowが着ていたのと同じかと見える浴衣風の涼しげなもの。高田翔は最後まで不在だったろう。
この「がんばりましょう」の顔触れに平成ジャンプの有岡大貴、中島裕翔、八乙女光を加えて引き続き「スクール革命」を歌い踊った。
次に歌われたのは修二と彰の「青春アミーゴ」。これは中島健人にとって最も思い出の深いジャニーズ曲。約六年前まではジャニーズに何一つ興味を感じたことのなかった彼は、声の甲高い友人がそれを歌っているのを聴いて心惹かれて興味を抱き、今や自身がジャニーズに入って活動するに至っていることを語った。
しかも「青春アミーゴ」は二〇〇五年に放映されたテレヴィドラマ「野ブタ。をプロデュース」の主題歌だったが、そのドラマの準主演だった堀北真希とも彼は「生まれる。」で姉と弟を演じているのだから凄いことだ。
B.I.Shadowの「青春アミーゴ」では中島健人松村北斗菊池風磨高地優吾がそれぞれ修二と彰のような二人組を組んだ。ここでの見所の一つは、赤の衣装でバックダンサーをつとめたのがMis Snow Manの(真田佑馬等を除いた)六人と、増田隊五人だったこと。約六年前、色々な歌番組で、修二と彰として歌い踊る亀梨和也山下智久のためにバックダンサーをつとめることが多かったのは殆ど同年代のKis-My-Ft2とA.B.C.で、ローラースケートやアクロバットで派手に盛り上げていたが、今回の彼等はそのときの印象を想起させたかもしれない。
ジャニーズJr.中の二名が互いへの思いを手紙に書いて観衆の前で読み上げる恒例の企画「あなたにお手紙書きましょう!」には安井謙太郎と石川拓哉が登場した。安井謙太郎は石川拓哉よりも四歳上。
真田佑馬と野澤祐樹は「Believe Your Smile」を歌った。あたかも今後は二人組で活動してゆくかのように。衣装は黒スーツで、襟の縁は銀色の線で装飾され、シャツは金色。
アイドル候補生が各種エンタテインメントの技を競い合う「ジュニアコロシアム」は今回から「ジュニア熱血バトル」へ改称。第一回にあたる今回の種目は「お絵かきFIGHT」。出場者は橋本良亮、菊池風磨松村北斗京本大我の四名。審査員をつとめた八乙女光は意外に画に巧みだった。彼が橋本良亮を優勝者にしたのも適切な判定だったと思う。なぜなら上手か下手かに関係なく唯一まじめに画に取り組んだのが橋本良亮だったから。そこを正確に見ていた八乙女光は意外に偉い。流石、オードリー春日俊彰が高く評価する人物であるだけのことはある。
番組の最後に歌われたのは「全部だきしめて」。曲の性格に相応しく、歌を始めたのはQuestion?の淀川由浩、伊郷アクン、藤家和依後藤泰観。バンドとして演奏しながら。後藤泰観はヴァイオリンではなくギターを演奏。石垣大祐は不在で、キーボードを弾いていたのは岸孝良だろうか。
そこへA.B.C-Zが加わった。岸孝良の脇には塚田僚一。やがて舞台の中央にB.I.Shadowの中島健人菊池風磨松村北斗高地優吾と、真田佑馬&野澤祐樹が登場し、舞台の後方の壇上には仲田拡輝、川島如恵留、安井謙太郎、増田良、京本大我、アンダーソンケーシー孝、石川拓哉。白の上下の下に黒のシャツを覗かせて爽やか。下でキーボードを弾いている岸孝良を加えれば増田隊八名が揃っていることになるのか。
今回、中島健人をはじめB.I.Shadowは一貫してオレンジと黒と赤の豪華衣装を着ていて一度も衣装の転換がなかったようだ。