ドラマ生まれる。第十話=最終回

本文は完了。あとは全体と細部を繰り返し点検して調整と修正を重ね、同時に、附録を拵えるのみ。暑いし眠いので今宵は早く寝るのみ。
ところで。
TBS系。金曜ドラマ「生まれる。」第十話=最終回。
林田家の三男は無事に出産され、結人(ユイト)と命名された。名付け親は長男の林田太一(大倉忠義)。三男の誕生によって、離散しつつあった家族が再び一つに結ばれたことへの感謝をこめ、そして今後ますます一つに結ばれてゆくことを祈念して、そのように名付けた。
この子の出産に向けて家族の結束を取り戻すべく最初に動いたのは次男の林田浩二(中島健人)だった。白血病の再発を自覚して死を予感して怯えていた彼は、新たな家族の誕生という事実に、漠然とではあっても、希望を託していたのだろう。結果として彼の生命は、遥か年下の弟の誕生に伴う臍帯血の移植によって見事に救われた。
三男の林田結人の誕生は家族を一つに結び、再生させたが、この再生の象徴は、二重の意味で、次男の林田浩二に他ならなかったのだ。
回復を見た林田浩二は、林田家パン店「パンテン」の継承を兄の林田太一が引き受けてくれたのを見届けた上で、改めて、本来の自身の志していた道へ戻り、映画監督を夢見て、先ずは映画の世界で働くべく動き始めた。山中裕也(福士蒼汰)は、親友が険しい道をゆこうとしていることを心配しながらも見守っている様子だった。あの様子だと、多分、最近は両名とも合コンどころではなくなっているのだろうか。