無益な時間

水曜の夜のテレヴィ番組「ホンマでっか!?TV」が今宵は放送されない。ゆえに今宵は見る番組がないので、インターネット上で無益な調べものを始めたところ何時しか深夜一時半を過ぎていた。
こんなにも時間を浪費した発端は、竹内誠編『江戸文化の見方』という書籍の巻末に記載されている編著者の経歴に甚だ気になる点があり、それについて調べ始めたところ、派生してさらに関係ないことをもどんどん調べ始めたことにある。
発端をなした不審の点というのは、竹内誠の経歴について同書には東京学芸大学大学院博士課程修了と書いてあるのだが、これは東京教育大学大学院の間違いではないのか?という点だ。推測するに、角川書店の編集者は東京教育大学という聴き慣れない大学の名称に戸惑い、それを東京学芸大学の間違いとでも思い込んだのではないだろうか。
無論これら二つの大学は歴史的に全く別物で、東京教育大学は旧制官立大学である東京文理科大学の流れを汲み、東京学芸大学東京府立の師範学校の流れを汲んでいる。些細な間違いに過ぎないとも云えるが、歴史学の書籍の編著者の経歴に歴史的な間違いがあるようでは困るだろう。